カメラを始めて1年、写真を趣味にして変わった5つのこと

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1年前、カメラを買う理由を探していた

カメラを買う前、正直なところ「ちゃんと続くかな」という不安があった。衝動買いで5万円以上のものを買って、3ヶ月で飽きたら最悪だ、という気持ち。周りにカメラを趣味にしている友人が2人いて、どちらもかなりハマっているのを見て「なんかいいな」とは思っていた。ただ自分がそこまでのめり込めるかは自信がなかった。

結果として、1年でカメラは趣味として完全に定着した。そして想定していなかった変化が生活に起きた。5つにまとめて書く。

1. 週末の散歩が「目的のある外出」になった

以前の週末は、特に行く場所もなく家でゴロゴロすることが多かった。外に出ても「どこかでご飯を食べる」「コンビニに行く」程度で、それ以上の理由がなかった。

カメラを持つようになって、「撮りに行く」という理由が生まれた。近所の公園、知らない路地、川沿いの遊歩道。目的地がなくても「カメラを持って歩く」だけで十分だ。以前は30分歩いたら疲れた気がしていたのに、今は2〜3時間歩いていても気づかない。カメラがあると「何かを探しながら歩く」状態になるから、疲れの感じ方が変わる。

月に一度は電車で1時間ほど離れた場所に「撮影遠足」に行くようになった。京都の路地裏、奈良の鹿、大阪の夕焼けの川。日帰りで行って帰ってくるだけだが、写真という目的があると同じ場所でも全然違う体験になる。以前だったら「観光スポットを見て終わり」だったのが、光の方向を考えながら歩いて、この角度なら面白いと気づいて、同じ場所に1時間いることもある。

2. SNSで知らない人と繋がった

インスタグラムに写真を上げ始めたのはカメラを始めて2ヶ月後。それまでは友人の投稿を見るだけで、自分が投稿することはほとんどなかった。

最初はフォロワーが家族と友人しかいない完全プライベートアカウントに写真を上げていた。3ヶ月後、思い切ってアカウントを公開にしてハッシュタグをつけて投稿した。すると知らない人から「いいね」やコメントが来た。

フォロワーが100人を超えた頃、「この写真どこで撮ったんですか」「設定を教えてください」というメッセージが来るようになった。同じ趣味を持つ見知らぬ人とのやりとりが、思った以上に嬉しかった。写真を通じてコミュニケーションが生まれるという経験は、カメラを持つまでなかった。

今のインスタグラムのアカウントはフォロワーが約800人。数は多くないが、写真に反応してくれる人がいることが、撮影を続ける動力になっている。

3. 写真を印刷して部屋に飾る喜びを知った

カメラを始めて6ヶ月、撮った写真が溜まってきた頃に「ちゃんとプリントしてみよう」と思った。スマホのプリントアプリでA4サイズに印刷して、100円ショップで買ったフレームに入れた。

画面で見ていた写真が、壁に飾ってあると全然違う。「自分が撮った写真が部屋にある」という感覚は、データとして持っているのとは全く別の満足感だ。友人が遊びに来たとき、「これ自分で撮ったの?」と驚かれたのが素直に嬉しかった。

今は富士フイルムのましかき&プリントサービスを使って、月に4〜5枚プリントしている。費用は月500円程度。印刷費として毎月お金を使うのが惜しいとは感じない。むしろ写真に「完成する」という工程が加わって、撮影から展示までの一連の流れを楽しむようになった。

4. お金の使い道が健全になった(副作用)

カメラを趣味にしてから、余計な衝動買いが減った。以前は特に欲しいものがないのにAmazonや楽天を眺めて、「なんとなく」安くなっていたものを買ったりしていた。服や雑貨、使わないキッチングッズ。そういう「なんとなく消費」に月1〜2万円くらい消えていた気がする。

カメラという「次に買いたいもの」が明確にある趣味ができると、衝動買いが減る。次のレンズのために貯金する、という目的が生まれると、なんとなく使ってしまう行動が減った。カメラ関連で買ったものは全部理由がある。レンズ1本、フィルター1枚、三脚1本。使う頻度も高く、後悔した買い物は一度もない。

もちろん機材沼にハマる危険性はある。カメラ趣味はお金がかかると言われる理由は分かる。ただ「なんとなく消費」が減った分と比較すると、トータルの出費は実はあまり変わっていない、というのが正直な感想だ。

5. 「見ること」が根本から変わった

これが一番予想外の変化だった。写真を始めてから、日常の景色の見え方が変わった。

通勤途中のビルの壁に反射した光、スーパーの鮮魚コーナーに積まれた氷の透明感、雨上がりに水たまりに映る街灯。以前は何も感じず通り過ぎていたものが、「これは撮りたい」という感覚を伴って見えるようになった。

写真を続けると「光を読む」習慣がつく。今どこから光が差し込んでいるか、影がどの方向にあるか、自然に意識するようになる。夕暮れの空の色が変わる時間、朝の公園の霧、雪の積もった朝の静けさ。そういうものに以前より強く反応するようになった。

これは写真が「目の使い方」を変えるということだと思っている。カメラを持っていない日でも、「ああこれはいい光だな」と感じる瞬間が増えた。それ自体が楽しい。

カメラは人生の密度を上げる道具だった

1年前に「ちゃんと続くかな」と思いながら買ったカメラは、趣味として定着しただけでなく、生活の質を全体的に上げてくれた。散歩が楽しくなり、外に出る理由ができ、知らない人と繋がり、部屋に自分の作品が増え、見える景色が変わった。

機材費を含めた1年間の総コストは10万円ほど。趣味としてこれだけの変化をもたらしてくれた投資効果は、自分の中では十分に高いと感じている。

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